How to Use C700

gui_image

hw<em>conn</em>ind

動作環境

macOS版

Windows版

動作確認済ホスト

macOS

Windows

Mac版とWindows版の違い

機能説明

共通設定

general_settings

全MIDIchに共通の設定を行います。

トラック1-16
1-16 MIDIチャンネルの発音状態と、選択状態を表します。
Engine
Old: 古いバージョンとの互換性のためのモードです。
Relaxed: 波形メモリを容量の制限無く使用できます。16音まで同時発音数を増やす事が出来ます。いくつかの仕様が実機と異なります。
Accurate: Blargg’s Audio Engineを使用した、より厳密なエミュレーションを行います。このモードでは”Poly”の設定値が無視され、”8”に固定されます。
VoiceAlloc
Oldest: ノートオン時に、古い発音を優先して消音します。自然な演奏になりやすいです。
SameCh: ノートオン時に、同じチャンネルを優先して確保するようにします。記録した演奏データが小さくなる場合があります。
Poly
全体の同時発音数(1-16)を設定します。
Bend Range
ピッチベンドレンジ設定します。
Velocity Curve
ベロシティカーブを、一定値、2次曲線、直線のいずれかに設定します。
Multi Bank A-D
C700には、複数の波形を一つの音色として扱う事の出来るバンクが4つあります。
ここでOnにしたバンクはマルチサンプルモードに設定され、
LowKey, HighKeyの設定が有効になり、サンプルのキーマッピングが行われます。
ドラムキットを組む場合などに便利です。
キー範囲が重複した場合、後の番号のサンプルの範囲が優先されます。
マルチサンプルモードに設定していないバンクは、波形番号=プログラムチェンジ番号になります。
Vibrato Depth,Rate
モジュレーションホイール(CC:1)の掛かり具合を調節します。
現在の所、全MIDIch共通です。

波形毎の設定

wave_settings

選択トラックの、現在の音色設定を編集できます。

Bank
波形の属するバンクを設定します。
マルチサンプルモードのバンクを選択すると、同じバンクの波形全てが同じ音色として扱われます。
マルチサンプルモードでないバンクを選択した場合は、波形番号=プログラムチェンジ番号となります。
波形番号/ラベル
プログラムチェンジで選択されている波形番号と、名前が表示されます。
Low Key, High Key
下限と上限音程を設定します。
マルチサンプルモードでない場合はここでの設定は無視されます。
Root Key
波形の基準音程を設定します。
C4=60です。
一応、自動検出機能付き。
Loop Point / Loop
波形のループon/off、ループポイントを設定します。
brrの仕様上、16サンプル単位に限定されます。
Sample Rate
基準音程で再生した時の、サンプリングレートを設定します。
一応、自動検出機能付き。
Priority
優先度の設定をします。ノートオン時に、最大発音数を超えていた場合、最も優先度が低く、かつ、最も古い音が消音されます。
NteOn(NoteOn)
ノート・オン時にボイスに設定される優先度です。
Rel(Release)
ノート・オフ時にボイスに設定される優先度です。
波形表示
選択中の波形と、ループ終端〜開始点を表示します。
PreEmphasis
Onにすると、WAVやAIFF読み込み時に高域強調フィルタを掛けます。
この処理によって、発音時のDSP処理による高域の減衰を補償し、元波形の音質に近づけることが出来ます。
この処理により波形がクリップする場合、自動的にノーマライズ処理を行います。
Load
表示中の番号に波形データを読み込みます。
ファイルのドラッグ&ドロップによっても読み込むことが出来ます。
AddmusicM形式(.brr)の他、AIFF(Macのみ), WAV, SPCに対応しています。
ステレオデータを読み込んだ場合、自動的にモノラルデータに変換されます。
WAV, AIFFでループポイント、キー情報が設定されている場合、反映されます。
ループ長が16サンプルの倍数でないファイルを読み込むと、自動的にサンプリングレート変換が行われ、16サンプル単位になるように調整されます。
古いバージョンでセーブされた、独自形式(.brr)波形ファイルは、Mac AU版でのみ読み込みのみに対応しています。
波形ファイルは、最大で116480サンプルまでしか読み込まれません。
.brrファイル(.smplファイル無し)、.spc読み込み時のサンプリングレートは自動検出されます。
Save Smpl…
表示中の波形データを生brr形式で保存します。
保存すると、同じ場所に同名の、.smplファイルが作られますが、
音色情報が保存されていますので、移動または削除しないようにして下さい。
Export…
表示中の波形あるいは、バンクをFastTrackerII音色データ形式(XIフォーマット)で保存します。
マルチサンプルモードに設定された音色の場合、複数の波形を含んだ音色として出力されます。
Unload
表示中の波形を破棄します。
Echo
波形の発音時に、エコーをOnにします。
PM
波形の発音時に、ピッチモジュレーションレジスタをOnにします。
ピッチモジュレーションは、1つ前のボイスchの出力によって周波数変調されます。
変調元のchを制御するには、”Mono”をOnにする事で、発音ボイスチャンネルを固定してください。
Noise
波形の発音時に、ノイズをOnにします。
ノイズの周波数は全chで共通のため、複数のノイズ設定音色を鳴らした場合、最後に発音した周波数が設定されます。
Mono
Onにすると、その波形は常に単音で発音されるようになります。
設定された音色は、常に固定されたボイスチャンネルを確保します。1-8MIDIchは1-8ボイスチャンネルに、9-16MIDIchは1-8MIDIChに対応します。
また、2音目以降の発音では、キー・オンを行いません。(レガート)
Glide
Onにすると、ポルタメント効果が得られます。
Rate
ポルタメントの速さを設定します。
Volume
波形発音時の音量を設定します。
マイナスに設定すると逆相になります
AR,DR,SL,SR1,SR2
ハードウェアエンベロープの設定をします。
キーオン中はSR1のSRが設定され、キーオフ後にSR2の値に切り替わります。
Enable Release
offに設定した場合、ノートオフ時にSR2に移行せず、即座にキーオフします。
Khaos!
ランダムな波形を生成します。

エコー設定

echo_settings

内蔵のエコーに関する設定をします。全ch共通です。

Main
メインボリュームを設定します。
マイナスにすると逆相になります。
Echo
エコー成分の音量を調節します。
マイナスにすると逆相になります。
Delay Time
ディレイタイムを設定します。
Feedback
フィードバック量を設定します。
マイナスにすると逆相になります。
大きくしすぎると発振する場合があります。
Filter
Wet音にかけるフィルタの設定をします。
直接数値で入力(-128〜127)の他、
EQスライダーを使って視覚的に設定することも出来ます。
RAMシミュレーション
読み込まれている全波形と、エコーの使用により消費するメモリの合計を表示します。
スーファミ実機で使用できるメモリは、ドライバ、シーケンスデータを含め、64kBまでです。
実機で可能な容量を超えた場合、赤字で表示されます。
赤字表示時に動作がおかしくなった場合は、プラグインを再読み込みしてください。

演奏の録音

区間を設定してその範囲を再生すると、演奏が記録されます。spc形式またはrom形式で保存する事ができます。 メイン画面下部の”Set Recorder…”ボタンをクリックすると、設定画面が開きます。 初回の場合は、演奏用のコードの読み込みを促すメッセージが表示されますので、 配布サイトと同じページ内(http://picopicose.com/software.html)にある、”playercode.bin”を入手し、 画面内にドラッグ&ドロップしてください。正常に読み込まれた場合、以下の画面が表示されます。

recorder_settings

Save Path
記録が終了したとき、ファイルはここで設定したフォルダに保存されます。
Save as *.spc
spcファイルを書き出したい場合はチェックします。
APU内部の1/16000秒周期に設定されたタイマーを使って演奏されるため、62.5usの分解能で記録されます。
spcファイルは64KBの制限のため、長い曲や、波形メモリを多く使っている場合、区間の最後まで出力されない場合があります。
Save as *.smc
rom形式のファイルを書き出したい場合はチェックします。
水平同期割り込みを利用して演奏されるため、NTSCでは1/15734秒、PALでは1/15625秒の分解能で記録されます。
32Mbitのromに格納できるサイズまで録音できます。
smc Format
出力romファイルをNTSC仕様にするか、PAL仕様にするかを選択します。
NTSCとPALでは、記録する分解能が異なります。
PlayerCode
playercode.binが正常に読み込まれていれば、”Valid”と表示されます。
Loadボタンで、playercode.binの更新を行う事ができます。

以上の設定は、初期設定ファイルに保存され、プラグインを新しく起動したときにも以前の設定が残ります。 初期設定ファイルは、macOSの場合、”~/Library/Application Support/C700/C700.settings”に、Windowsの場合、”[ホームフォルダ]/AppData/Roaming/C700/C700.settings”に保存されます。

Record Start Pos [ppq]
記録を開始する位置を設定します。
Setをクリックするとソングポインタの現在位置が設定されます。
Loop Start Pos [ppq]
ループポイントの位置を設定します。
Setをクリックするとソングポインタの現在位置が設定されます。
Record End Pos [ppq]
記録を終了する位置を設定します。
Setをクリックするとソングポインタの現在位置が設定されます。
Game Title
spcファイルまたはsmcファイルに設定されるゲーム名を設定します。
spcファイルでは32文字、smcファイルでは21文字まで設定できます。
Song Title for spc
spcファイルに埋め込まれる曲名を設定します。最大32文字まで設定できます。
Name of dumper for spc
spcファイルに埋め込まれるSPC製作者情報を設定します。最大16文字まで設定できます。
Artist of Song for spc
spcファイルに埋め込まれる作曲者情報を設定します。最大32文字まで設定できます。
Comments for spc
spcファイルに埋め込まれるコメントを設定します。最大32文字まで設定できます。
Repeat num for spc
spcファイルの演奏時間を決めるために設定します。ループ開始から終了までの時間を何回ループするかを設定します。
Fade milliseconds for spc
spcファイルで演奏終了後のフェードアウト時間[ミリ秒]を設定します。

うまく鳴らすコツ

更新履歴

既知の問題

配布元

http://picopicose.com